離婚の話し合いをしている時や、離婚後に一度実家に戻る女性の方は多いと思います。
小さな子供さんを連れている場合や、
専業主婦で仕事を探さないといけないという場合など、様々な理由があると思います。
ちなみに私は里帰り出産中から離婚相手の本性が出始め、産後3ヵ月には別居をし実家にお世話になりました。
現在は子供が2歳になったので実家を出て、現在はシングルマザーデビューしました。
シングルマザーになると「児童扶養手当」を受給することができると聞くことがあると思いますが、実家に住んでいる場合、受給できない場合もあります。
ただ実家に住んでいても児童扶養手当を貰える場合もあるので、条件についてご紹介していきます。
今回は2歳のシングルマザーが語る
・児童扶養手当の受給について
についてご紹介していきます。
シングルマザーが実家に住んでいても児童扶養手当を受け取れる条件は?
シングルマザーが実家に住む場合、児童扶養手当は受け取れない場合が多いです。
ただ一緒に住んでいる家族の所得によっては、受け取れる場合があります。
受け取れない実例(私の体験談)と受け取れる例をご紹介していきます。
受け取れない実例(私の体験談)
まず児童扶養手当は、所得によって受け取れるかが決まってきます。
当時私は産後すぐで仕事をしておらず、0歳の子供を連れて実家に帰りました。
実家には正社員の父と、無職の母が住んでいます。
その為、児童扶養手当は父の所得を見られるのですが、ここでポイントです。
それは扶養している人数によって、所得制限限度額が変わるということです。
例えば父の扶養に母は入っていますが、扶養義務者(子供の母から見た両親、兄弟など)の得制限は1人の場合274万円になります。
ちなみに扶養人数が5人の場合、所得制限限度額が426万円になるので、もしかすると受け取れる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ私の場合には、所得制限で貰うことができませんでした。
扶養人数が少なかったり、正社員で長く勤務している人がいれば児童扶養手当の受給は難しい場合が多いかもしれないね。
ちなみに現在は2歳の子供と2人で暮らしているので、児童扶養手当をいただけています。
受け取れる例
児童扶養手当を受給できる場合は、実家に住んでいる両親が年金やパートなどで所得が少ないということです。
ただその場合、児童扶養手当をもらっても生活が苦しい場合もあると思います。
そんな時には、子供を両親に預け、仕事をされるのも一つの手です。
というのも、シングルマザーの扶養にご両親、子供を入れることで、所得制限限度額も高くなります。
本人の所得を見る場合、扶養義務者の所得制限限度額より少ないですが、3人扶養にした場合、306万円以内であれば一部支給になります。
ちなみに所得制限限度額は、住んでいるみんなの所得を合計するわけではなく、それぞれの所得と限度額を比較されます。

2世帯住宅は受け取れる?
一緒の住所に住んでいても、世帯を分けていれば児童扶養手当を受け取れる場合もあります。
というのも2世帯住宅にしていれば、別々の収入で生活しているとみなされるため、シングルマザーだけの所得を見られるからです。
ただ「児童扶養手当を受給できるように、2世帯にできるように工事しよう」とすぐに行動してしまうのは危険です!
というのも2世帯住宅と判断されるためには、電気や水道といった光熱費のメーターを別々にしなければいけません。
その他にも玄関が2つないといけないなどの基準があるので、児童扶養手当だけのために工事などを検討するのはおすすめできません。
今後も二世帯住宅で長く住むという場合は、始めにしっかりと条件を市役所に聞いてから判断するようにしましょう。
母子の補助金については、対応してくれる方にもよりますが、役所でしっかりと相談にのってもらえます。
補助金以外にも保育園や不安なことがあれば、相談してみましょう。
児童扶養手当の受給について


ここまでは実家で受給できる条件についてご紹介してきましたが、これから離婚を考えている方や条件が変わり受給できる方もいらっしゃると思います。
児童扶養手当の詳しい内容を知らない方も多いと思うので、ご紹介していきます。
児童扶養手当の金額は?
児童扶養手当は令和2年4月から金額が変わります。
子供の人数によって金額も変わってきます。
・児童1人 43,160円
・2人目 10,190円
・3人目以降 (1人につき)6,110円一部支給の場合
・1人目 43,150円~10,180円
・2人目 10,180円~ 5,100円
・3人目以降 6,100円~ 3,060児童扶養手当の計算方
所得=(収入+養育費の8割)-控除額
>>厚生労働省
貰える条件の際には養育費について触れていませんでしたが、貰っている場合は8割が所得に計算されます。



児童扶養手当はいつ貰える?
児童扶養手当の振込は、平成31年11月から回数が増え、年に6回になりました。
振り込まれる日は、奇数の月の11日(11日が土日・祝休日にあたる場合は直前の平日)です。
ただ振り込まれる日は、住んでいる自治体によって違う場合もあるので、役所に問い合わせるかホームページを確認してみましょう。
ただ申請をしても審査があるため、初めて振り込まれるまでには少し時間がかかります。
生活の当てにしている方は、注意しましょう。
私の場合は11月末に申請をしましたが、2~3月になるとのことでした。
いつの所得で計算される?
児童扶養手当は所得を見られますが、申請した月によっていつの所得かが変わってきます。
1月~6月の申請であれば前々年度、7~12月であれば前年の所得で計算されます。
それ以降は毎年8月に役所から「現況届」が届くので、提出する必要があります。
提出しない場合、受給が停止されてしまう場合が多いです。
またそのまま放置していると、時効になり完全に貰えなくなってしまうので手続きには十分注意してください。
実家に住んでいるシングルマザーの児童扶養手当についてのまとめ
シングルマザーの方は子供さんが小さかったり、専業主婦などの理由で実家に戻る方が多いと思います。
そういった方は転職や就職活動をしないといけないので、児童扶養手当が受給できるかで生活も変わると思います。
私も生まれてすぐのわが子を連れ別居を始めましたが、父の所得制限で受給できませんでした。
失業手当で資金はどうにかできましたが、児童扶養手当だけでなく収入や仕事についてはしっかりと考えておきましょう。
他にもシングルマザーのお金や仕事探し、副業などもご紹介しているので、是非参考にしてみてください。


