シングルマザーが無職から仕事探しや、転職を考えている時、正社員だと条件に合う仕事を見つけることも難しいと思います。
特に小さな子供さんがいる方であれば、労働時間や残業、休みの日の3つの条件でもなかなか見つかりにくいと思います。
保育園のお迎えの時間に間に合うように、近場で探さないといけなかったり、正社員で探そうと思うと大変ですよね。
なので派遣社員という働き方も考えている方も多いと思いますが、派遣社員って正直あまり良いイメージを持っていない人も多いのではないでしょうか。
私は派遣会社で人材コーディネーター(お仕事を紹介する仕事)をしていましたが、実際派遣社員はうまく使ったり短期間であればメリットがたくさんあると思います。
ただ長期間の場合、デメリットも多いと思ったので、2歳のシングルマザーという体験談も踏まえ、ご紹介していきます。
今回は、
・派遣社員のデメリット
・派遣社員と正社員の違い
についてご紹介していきます。
派遣社員のメリット
ずっと派遣社員で働くとデメリットと感じることもあると思いますが、うまく使うとメリットもたくさんある働き方です。
どんな方に向いているのか、どんな使い方だあるのかご紹介していきます。
仕事が早く決まりやすい
派遣社員は正社員に比べ、仕事が決まるのが早いのは嬉しいポイントだと思います。
例えば無職から仕事を始める時や、遠方から引っ越してきた時など、「とりあえず生活費を稼がなきゃ!」と考えますよね。
正社員であれば保育園のお迎えに間に合う条件となると、探すのも一苦労です。
そこから書類選考から内定までとなると、1ヵ月かかるという所が多いと思います。
ですが派遣社員であれば、会社に書類を送ってもらうとすぐに面接(顔合わせ)になることが多く、仕事が決まるまでのスピードが速いです。
早い場合だと1週間以内のところもあります。
私は以前コールセンターの派遣社員をしたことがありますが、3日後には仕事を始めることができまいた。
もちろん仕事の難易度が上がると、会社が求める人材条件も上がるので少し時間がかかってしまうこともあります。
ですが派遣会社が応募できるスキルや経験があると判断しているので進みやすく、正社員に比べるとかなり早いと思います。
育児と両立しやすい
正社員で仕事を探す時、小さな子供さんがいるシングルマザーでれば、残業はなるべくしたくないですよね。
正社員で勤務すると、定時で帰れる仕事となるとかなり絞られますが、派遣社員は勤務時間が決まっているので残業が少ない仕事が多いです。
繁忙期のある仕事の場合、残業が多い仕事もありますが、契約前に推定残業時間を教えてもらえます。
休日に出勤するということもないので、育児と両立しやすいのです。
職場が合わなくても変えやすい
正社員の場合いざ入ってみると、求人サイトに載っていた内容と違ったり、人間関係など入ってみないと分からないことで悩むこともあると思います。
私も実際、ブラック企業に入社したことが2回あります。
派遣社員であれば、仕事内容が違った場合、派遣会社に相談し交渉をしてもらうことができます。
また、自分に合わない仕事だった場合、契約期間の更新が1~3ヵ月多きにあるので、そのタイミングでやめることもできます。
早めに伝えておけば、次の仕事を探してもらえるので、期間をあまり開けずに仕事を変えることもできます。
スキルや経験があれば高時給も狙える
これまでに特別なスキルや経験がある方であれば、派遣社員でも高時給を狙うことができます。
例えばシステムエンジニアやプログラマー、Webデザイナーなどは時給が2200~2500円くらいが相場になります。
他にも通訳や翻訳と英語のスキルがあれば、1600~1700円くらいです。
特別なスキルや経験がない場合でも、1200円くらいの仕事は多く、アルバイトで仕事をするよりも高い時給を狙うことができます。
次の就職に繋がる
「就職活動をしているけど、なかなか受からない」「やりたい仕事があるけど、スキルや経験がない」という方でも、派遣社員の仕事はおすすめです。
例えば事務の仕事をしたいけど、スキルや経験がないという方でも、派遣社員であれば未経験からでもできる仕事もあります。
また事務ではなくても、パソコンを使うコールセンターでパソコンのスキルを身に着けるという方法もあります。
パソコンを使う仕事を経験していれば、仕事を探す時に次に繋がりやすく、電話応対の仕事内容もあればコールセンターの仕事も評価してもらえます。
他にも派遣社員は残業がない仕事が多いので、子供さんが寝た後に少し勉強をしてスキルを身に着けるという方法もあります。
「次にこんな仕事をしてみたい」と考えていたら、派遣社員の人に相談してみるのもおすすめです。
副業やフリーランスとして仕事をしたいという方は、動画編集の仕事もおすすめです。
1日1時間の勉強で、最短3週間でスキルが身に付きます。
在宅で働けるので、本気で副業やフリーランスをしたい方は必見です。

紹介予定派遣がある
「派遣社員は働ける期間が限られているからイヤだ」という方には、紹介予定派遣がおすすめでうs。
紹介予定派遣とは、数ヵ月派遣社員として働いた後、正社員になれる仕事のことです。
派遣社員として働く期間は仕事によって違いますが、言ってしまえば試用期間のようなものです。
なので真面目に働いていないと更新してもらえない可能性もありますし、しっかり頑張れば早く正社員にしてもらえる可能性もあります。
もちろん合わないと感じれば、正社員を断ることもできます。
正社員になれば長く働きたい人が多いと思いますが、始めに仕事内容や職場で働いてから判断できるというのも嬉しいポイントだと思います。
派遣社員のデメリット


ここまでは派遣社員として働くメリットをご紹介してきましたが、ここからはデメリットについてご紹介していきます。
正社員に比べて給料が安い
派遣社員は正社員に比べ、給料が安いというのはどうしてもデメリットと感じてしまいますよね。
特に派遣社員は時給で計算されるので、年末年始やお盆、祝日が多い月にだと給料も減ってしまいます。
また賞与や退職金もないというのも、デメリットですね。
残業もなかなかできないと、貯金もなかなかたまらないという悩みも多いと思います。
長く働けない可能性が高い
派遣社員で働くときに1番不安なことが、長い期間働けない可能性があるということだと思います。
ちなみに労働派遣法では、「3年以上働く派遣社員は、その会社の正社員にしなければならない」と定められています。
ただ3年で契約更新されないということもあり、3年働いたからといっても必ず正社員になれるわけではないというのが現実です。
なので派遣社員で働く場合、「子供が小さいときだけ、派遣社員で!」「正社員が見つかるまで!」と割り切っていたほうがいいかもしれません。
紹介予定派遣だと正社員になれる可能性はかなり高いので、是非利用してみましょう。
ただ正社員だからと言っても、コロナ過の現在、大手企業でもリストラをせざる負えにという状況だよね。
正社員だから必ず大丈夫とは言えないね。
単純作業の仕事が多い
派遣社員の仕事は、人手が足りず特別なスキルや経験が必要な場合もありますが、基本的には誰でもできる簡単な仕事が多いです。
単純作業の仕事も多いので、これまでの経験から物足りないと感じる場合もあると思います。
いろんな仕事を経験したい、責任ある仕事を任されたいという方は、正社員の働き方のほうが楽しく仕事ができる場合もああります。
派遣社員と正社員の違い


派遣社員と正社員では、メリットとデメリットがそれぞれ違っています。
シングルマザーは子供さんの年齢によっても働き方が変わってくるので、派遣社員もうまく活用するとメリットになることもあります。
どんな人に向いているのか、働き方の違いをまとめてみました。
派遣社員
・紹介予定派遣で正社員になれる
・勤務時間や休日が決まっているので、育児と両立しやすい
・派遣の期間は3年までで、更新があるか不安
・給料が安い(賞与・退職金がない)
・仕事内容は簡単なものが多い
正社員
・給料が高く、賞与や退職金ももらいやすい
・残業もあり、労働時間が長くなることがある
・責任ある仕事を任せてもらいやすい
・福利厚生がしっかりしている
シングルマザーの派遣のメリット・デメリットについてのまとめ
派遣社員も正社員も、それぞれメリットはあります。
ただ正社員のほうが長く働け、収入も安定しています。
なので小さな子供さんがいる場合や、正社員が決まるまでのつなぎと考え、正社員を目指す方がいい働きかなと思います。
一時的に派遣社員になったり、子供が小学生になるまでなど期間を決めて使うのもおすすめです。
また紹介予定派遣といって、正社員になれるお仕事もあるので、始めから正社員を視野に入れた働き方も可能です。
現在コロナ過の影響で、転職も大変だと思いますが、次の就職に活かせる経験やスキルを身に着けたておくのもおすすめです。
派遣社員は上手に使うと、メリットもたくさんある働き方だね。