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妊娠中に市販のヘアカラーはNG!美容院に行く回数を減らすカラーの仕方

妊娠中は外出がしんどくなるので、「市販のヘアカラーでもいいや!」って思う方が多いと思います。

美容院まで行く時には、移動に時間がかかったり、美容院で長時間座っていないといけないので体調も心配になりますよね。

ただ市販のヘアカラーの薬は、「妊娠中に使用しないでください」というような注意書きが書いてあります。

なぜ市販のヘアカラーで染めてはいけないのか、美容院で染めるべき理由について元美容師の私が分かりやすく解説していきます。

またなかなか美容院に行けないと、根本の黒く生えてきたところが気になりますよね。

なるべく長持ちするカラーについてもご紹介していきます。

今回は、元美容師が

・妊娠中に市販のヘアカラーがNGな理由
・美容院で染めるときの注意点
・美容院に行く回数を減らすカラーの仕方

についてご紹介していきます。

妊娠中に市販のヘアカラーがNGな理由

まずどうして妊娠中に市販のヘアカラーをしてはいけないのか、いくつか理由をご紹介していきます。

市販の薬は強い

美容院で扱っている薬と聞くと強そうなイメージがあると思いますが、実は市販のほうが薬は強いんです。

というのも美容院では、薬を使い分けて塗っているからです。

例えば根本の黒い部分(リタッチ)には、強めの薬を使ったり時間を長くしたりしています。

また毛先には弱い薬をなど、塗る場所や髪の毛の明るさによって使い分けています。

ですが、市販の薬は根本も毛先も、同時に同じ薬を塗りますよね。

自分で塗っていると塗りむらがあったりしますが、それでも均一に染まるのは、それだけ強い薬を使用し色を入れているからなんです。

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市販のカラー剤のほうが薬が強いということで、いろんな影響がでてきてしまうから気を付けてね。

髪の毛が傷みやすい

これは妊娠中に限ったことではありませんが、市販のカラーは強い薬を使用しているので髪の毛が傷みやすくなります。

カラーをした直後にはあまり傷んだ感じはないかもしれませんが、時間が経つと表面の髪の毛がからまったり、切れてしまうことがあります。

カラーをすると、こんな原因で傷みやすくなります!

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・紫外線
・摩擦(髪をとく・濡れた髪のままで長時間いる)
・アイロンやドライヤーの熱 など

シャンプーをした後は、毎日流さないトリートメントをつけるのがおすすめです。

ミルクタイプは、髪の毛の中に水分や栄養を与えてくれるものが多いです。

オイルは髪の表面をコーティングしてくれるので熱にも強く、ツヤも出るのでセットの仕上げにつけるのもおすすめです。

おすすめをいくつか紹介します。

他にも美容院で扱っているような商品やシャンプーなども販売しています。
ランキングやおすすめ商品をのぞいてみてください。

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妊娠中は肌が敏感

妊娠するとホルモンバランス乱れることで、肌が乾燥したりニキビなどの肌トラブルが出ることがあります。

今まで使っていた化粧水が合わなくなったり、ニキビがなかった人でも顔から背中にまで広がることがあります。

実際に私がそうで、産後8ヵ月もニキビに悩みました。
もし肌荒れが気になりだしたら、妊娠中にしっかり治しておきましょう。
赤ちゃんが生まれると舐めてしまう危険もあるので、強いくするは使えなくなってしまいます。

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このような肌トラブルが起きるので、今までカラーをしても問題がなかった人でも、かゆみが出たり痛みを感じることがあります。

こういった場合には、我慢をせずにすぐにシャンプーをしましょう。

美容院でカラーをする場合には、頭皮を守ってくれるオイルなどを塗ってもらえると思います。

なのでカラーをするときには、美容院でするほうがおすすめです。

つわりや体調が悪いときにはしない

妊娠をするとつわりで、気分が悪くなることってありますよね。

安定期に入っても、気分が悪くなってしまうことはよくあるので、そういったときにはカラーをするのは控えましょう。

特に匂いつわりの方は、気分が悪くなりやすいです。

妊娠中にカラーをするときには、体調のいい日を選び、なるべく家の近くの美容院を選ぶようにしてみましょう。

妊娠中は赤ちゃんの成長のために、栄養バランスを気を付けなければいけません。
普通の食事だけでは補えない栄養もあります。
気を付けたい栄養や、おすすめのサプリメントもご紹介しています。

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美容院で染めるときの注意点

ヘアカラー
美容院でカラーをするからと言っても、やはり注意しなければいけないことはいくつかあります。

注意すべきことについてご紹介していきます。

予約するときに伝えておく

いつも行っていた美容院でも、予約をするときには必ず妊娠しているということを報告するようにしましょう。

妊娠していること分かっていると、美容師側からも薬を工夫したり体に負担が少なくなるように配慮できるからです。

また美容院によっては、妊婦さんをお断りしているという所もあるようです。

安定期くらいからお腹がふっくらしているのが分かるようになるので、隠していくということはしないようにしましょう。

頭皮を保護してもらう

妊娠中は肌トラブルに悩む方が多く、カラー剤でかぶれてしまう可能性もあります。

なので頭皮を保護してもらうオイルなどを塗ってもらっておくと安心です。

または頭皮に薬がつかないように塗ってもらうようにしてみましょう。

特にニキビが出てきたり、化粧水が合わなくなったという方は、美容師さんに一声かけておきましょう。

またカラーをするのであれば、午後や夕方がおすすめです。

というのも、夜にシャンプーをする人であれば夕方には皮脂が出ているからです。

皮脂が出ていると、少しではありますがカラーがしみにくくなったということもあります。

また朝シャンプーをするという方は、カラーをする日は控えましょう。

シャンプーをするときに皮脂が落ちるだけでなく、爪が当たり傷を作ってしまうこともあるからです。

白髪染めは根本にしっかりと薬を付けて塗ります。
なので、白髪染めの方は特に注意が必要です。

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ブリーチなどの強い薬は使わない

妊娠中やブリーチを使うカラーや、明るいカラーは控えるようにしましょう。

髪の毛が明るくなる薬になればなるほど、強い薬になります。

特にブリーチは妊娠していない方でも、頭皮が痛くなるという方が多いので控えるようにしましょう。

また髪の毛を明るくすると、根本が伸びてくると目立ってしまいますよね。

体調が悪くなったり、産後も頻繁にカラーをしに行けなくなるので、少し暗めにしておくとおすすめです。

カラーをする回数を減らす

妊娠中はなるべくカラーをする回数を減らすようにしましょう。

というのも、カラーをしても赤ちゃんへの影響はないと医学的に言われています。

ですが、影響がないとはっきり言い切ることができないからです。

というのも、カラーをすると薬が頭皮に吸収されてしまうからです。

「カラー剤が赤ちゃんへの影響があるか調べる実験」というのは、危険なのですることができないですよね。
もし赤ちゃんに何かあっても大変です。

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なので、カラーをするときには頭皮になるべくつかないように塗ってもらい、多くても2~3ヵ月は開けるようにしましょう。

美容院に行く回数を減らすカラーの仕方

ヘアカラー

美容院に行く回数が減ると、どうしても根本が伸びてくるのが気になりますよね。

帽子をかぶってごまかすということもできますが、カラーの仕方で目立ちにくくなります。

暗めにするのもおすすめですが、少し明るいカラーも楽しみたいという方にもおすすめです。

グラデーション

根元は暗く、毛先に行くほど明るくなるグラデーションは、根本が伸びても分かりにくくおすすめです。

グラデーションだと根本は暗めの弱い薬で、毛先はブリーチをするということもできます。

ブリーチをしなくても、毛先にいつも入れない色を入れてみたり、少しだけ明るくしていったりとバリエーションもたくさんあるのでおすすめです。

妊娠中は仕事を辞めているという方もいると思うので、いつもできないことをしてみるのも楽しいですよね。

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ハイライト

少し暗いカラーで全体を染め、ハイライトを入れることで根本が伸びてきたのは分かりにくくなります。

全体のカラーよりも少し明るいカラーを入れたり、ブリーチなどをすることで全体を少し明るく見せることができます

また髪を巻く方は、カラーがきれいに見えるのでかなりおすすめですよ。
立体的に見せてくれる効果もあります。

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妊娠中の市販のヘアカラーについてのまとめ

市販のヘアカラーは、「妊娠中は使用しないでください」という注意書きがあります。

なのでカラーをするときには、美容院でするようにしましょう。

市販のヘアカラーは、一人で塗っても染まるように強い薬が使われています

なので頭皮が痛くなったり、かぶれてしまう可能性もあります。

美容院で染めるときにも注意が必要ですが、予約をするときに妊娠していることを伝えておきましょう

薬や保護剤を工夫してもらえるからです。

また妊娠前にカラーで問題がなかった方でも、肌の乾燥やニキビなどの肌トラブルでかぶれてしまうこともあります。

頭皮に薬がつかないように塗ってもらい、なるべく明るい色は避けるようにしましょう。

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