赤ちゃんが産まれ、ついに赤ちゃんとの生活がスタートします。
初めての育児という方も、上の子がいるという方も、大変だと思います。
育児はお母さんだけではできません。
旦那さんもしっかりとサポートしてあげましょう。
「育児をしてくれなかったから」というだけではないのですが、産後育児や家事を手伝ってくれなかったということは奥さんの記憶に残ります。
もしかすると、離婚し家族を失ってしまうかもしれません。
今回は、
・産後にしてほしいこと
・気をつけることは?
についてご紹介していきます。
男性のみなさん!
やる気があっても伝わっていないこともあります。
しっかりチェックしておきましょう。

産後のお母さんはどんな状態?
まず産後のお母さんは、体がとても疲れています。
家に帰ってきた時には、しっかりと休ませてあげましょう。
こんな状態だということを、しっかりと理解しておくことが大切です。
入院中は寝不足?
入院中は、なかなか眠れなかったという方が多いと思います。
特に入院中は大部屋だったという方は、特に寝れなかったと思います。
というのも私は3日間大部屋でしたが、1日4時間くらいしか寝れず個室に変更しました。
慣れない環境や夜の授乳練習、大部屋の部屋の状態から寝れませんでした。
昼間は診察や他の方もお見舞いに来る方も多いので、お昼寝も難しいです。
お休みの時や夜はなるべく休ませてあげましょう。
産後の体はボロボロ
産後のお母さんの体はボロボロです。
出産は陣痛の時間が長く、体力もかなり使います。
また、出産をすると胎盤も一緒に出てきますが、子宮から胎盤などが剥がれますがそこからもかなり出血します。
お母さんの内臓もボロボロの状態なんです。
胎盤は片手では持てないくらい結構大きいものです。
それが剥がれたと思うと、かなりの傷だなと感じます。
私は産後、自分で希望して胎盤を見せてもらいました。
言ってしまえば内臓なので気持ち悪いと感じる方もいますが、一度見ておくといいかもしれませんね。



産後は回復に時間がかかる・体の変化が激しい
産後は出産の回復に時間がかかります。
お母さんの体の回復には時間がかかるので、産後8週間は仕事をしてはいけないと「労働基準法」で定められています。
・産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)(いずれも女性が請求した場合に限る)、産後は8週間女性を就業させることはできません。
(労働基準法第65条第1項、第2項)・産前・産後休業の期間及びその後30日間の解雇は禁止されています。
(労働基準法第19条)
引用:産前・産後の休業について
私も実際に出産をし、1ヵ月間は特に眠気に襲われることがよくありました・
後から思うと疲れていたんだなと思いますが、2ヵ月くらいは産後の疲れが残っているので休む時間を作ってあげてください。
また産後は体の変化もたくさんあります。
例えば産後はお腹の中に赤ちゃんが居なくなったので、子宮を元の大きさに戻そうとします。
産後すぐは痛み止めが出されるほど痛く、収縮する時の痛みは少し続きます。
また子宮を収縮したり、母乳を作る為にホルモンバランスも乱れてしまいます。
体の中ではいろんな変化が起きているんだね。
動きすぎると大変なことに!
妊娠中は流産の危険などもあるので、重いものを持ったり激しい運動をすることを控えていたと思います。
赤ちゃんが産まれたからと言っても、しばらくは安静にしてきましょう。
というのも体力が戻っていないということもありますが、無理をしてしまうと子宮が外に出てきてしまうことがあるそうです。
上に子供さんがいる方は大変だと思いますが、なるべく赤ちゃんが寝ている間はお母さんもお昼寝をしましょう。
眠れなくても横になったり体を休めることも大切です。
絶対に無理をさせないでください。



産後にしてほしいこと


産後はお母さんの体もボロボロです。
お父さんも仕事が大変だと思いますが、帰ったら育児や家事を積極的にしましょう。
もし育児休暇を取る方は、お母さんよりもしっかりと動きましょう。
産後は「全然やってくれなかった」「すぐテレビや携帯を触って休んでいた」など不満をもつお母さんは多いです。
そうならないように、しっかりとチェックしておきましょう。
家事ができるお父さんは積極的に!
まず家事ができるお父さんは、積極的に家事をしてあげましょう。
例えばご飯を作ったり、洗濯や掃除をしましょう。
洗濯は必ず赤ちゃんのものは別にしてください。
そして掃除機は大きな音がすると赤ちゃんが泣いてしまうので、2人で協力してやってみてください。
また家事ばかりでなく、赤ちゃんのお世話もしっかりとしてあげましょう。
お母さんが赤ちゃんを連れていけない場所に行かないといけないこともあります。
そんな時に「一人で見るのが心配」ということがないように、寝かしつけやミルク・おむつの交換などもしっかりとマスターしておきましょう。



家事が出来ない人がしてほしいこと
これまで家事をあまりしたことが無く、やり方が分からない場合には赤ちゃんを見てあげましょう。
例えばお父さんが赤ちゃんを見ている間に、お母さんがご飯を作ったり動くことが出来ますよね。
特にご飯を作る時には、油がはねないか心配です。
首がすわっていない赤ちゃんは、おんぶが出来ないので、料理の間見てもらえるととても助かります。
ただ赤ちゃんを見ていたら家事をしなくていいというわけではなく、洗濯や食器洗い、部屋やお風呂の掃除ができるようになると嬉しいです。
どれも難しいものではないので、道具ややり方などを聞いて家事もやっていきましょう。
ご飯や買い物をしてくる
産後のお母さんは体がとても疲れています。
また産まれて間もない赤ちゃんは、首がすわっていなかったり免疫力が弱いので外出はなるべく控えましょう。
なのでなかなかお母さんと赤ちゃんだけで買い物に行くのは難しいんです。
1ヵ月くらいの間は特に、ご飯の買い物をお父さんが行ったり、休みの日に買いだめしておきましょう。
新生児の時はよく寝てくれるのですが、私は生後2ヵ月前後が黄昏泣きや泣きのピークで大変でした。
お昼ご飯も作る暇もなくなってしまうので、冷凍食品やインスタント食品など簡単に食べられるものも準備しておきましょう。
また授乳中は食べられないものも結構あります。
こちらも把握しておきましょう。






産後の手続き
出産後は役場に出生届やこども医療費受給者証を発行してもらったりと、役場での手続きがたくさんあります。
産後は里帰り出産をしていて住民登録している役場が遠かったり、赤ちゃんを連れて行くのが難しいのでお父さんに頼む方が多いと思います。
実際私も出産前からお願いしていましたが、全く何も調べておらず、結局相手の家族が手続きをする始末でした。
正直わが子のことなので、お父さんが手続きをしてほしいと思う方が多いと思います。
また赤ちゃんを扶養に入れたりと、役場だけでなく手続きがありますので、見落としが無いように調べておきましょう。
手続きをする期限も決まってるから、早めにやっておいてね。
気をつけることは?


お父さんからすると育児を頑張ってくれていると思いますが、お母さんからすると「もっとこうしてほしい!」と思っていることって結構あるんです。
やる気があっても伝わっていないこともあるので、注意しましょう。
時間が空いたら声をかける
家事がひと段落したら、奥さんに声をかけるようにしましょう。
これが一番もめることが多いことだと思いますが、終わったらテレビを見たり携帯を触ってのんびりしてしまうことがあると思います。
ですが、その間お母さんは育児をしていたり、家事をしていませんか?
奥さんからすると「次はこれをしてほしい」「赤ちゃんを見てもらっている間に、これをしたい」というのもあるんです。
言われたことを終わられたからと休むのではなく、「終わったけど何か他にある?」と声をかけてもらえるととても嬉しいものです。
また育児にも積極的に参加しましょう。
何もやることが無くといっても、産まれて間もない赤ちゃんは特に目を離せません。
抱っこしておかないと寝てくれなかったり、ミルクや母乳を吐いてつまってしまうこともあります。
生後3ヵ月には2倍の体重になっていたり、1歳には歩けるようになっていたりと、本当にあっという間に成長します。
育児に参加していないとお父さんに人見知りをすることもあります。
成長を見逃さないように、しっかりとみてあげましょう。
話し合いをする
育児をしていると、赤ちゃんが中心の生活になっていきます。
夜も3時間おきに起きたりなかなか寝てくれなかったりするので、寝不足や疲れがたまってしまうこともあると思います。
お互いに支えあっていかないと、育児をしていくのは難しいです。
赤ちゃんが寝ている間など、夫婦で話し合いをしましょう。
お互いに不満があれば、その時に言っておきましょう。
産後のお母さんは鬱になりやすかったり、育児で精一杯になってしまうことがあります。
そんな時にふとお父さんにきついことを言ってしまうことがあるかもしれませんが、どうしたらいいか話し合いをしましょう。
出来れば出産前から話し合いをし、家事の分担をするのであれば赤ちゃんが産まれる前からやっておきましょう。
「これどうやって使うの?」「どこにしまってあるの?」ということがあるかもしれません。
また分担を決めたからと言っても、出来ていないところはお互いにカバーしてあげましょう。
家事が出来ていなくても文句を言わない
お父さんの仕事が忙しかったり、残業で帰りが遅く、休みの日くらいしか家事ができない方も多いと思います。
家に帰ってみると、ご飯が出来ていなかったり掃除が出来ていないということもあると思いますが、絶対に文句をいわないでください。
産まれて間もない赤ちゃんは、音に敏感です。
例えばティッシュをシュッと取った音や、ボールペンをカチと押しただけでもびっくりして起きることもありました。
そして抱っこをしていないとすぐに起きてしまうこともあります。
なので自分のご飯を食べる暇もないほどです。
そんななか家事を完璧にするのは無理です。
そして動きすぎてしまうと、上記でも話したように子宮が出てきてしまうこともあります。
里帰りから帰って環境が変わっても、赤ちゃんが寝てくれなくなったり泣くことが多くなることもありました。
家事が出来ていない場合は、お母さんも休めていないかもしれないので、手伝ってあげるようにしてください。
産後に旦那にしてほしいことのまとめ
赤ちゃんはよく寝るイメージがありますが、実は音に敏感だったり生後1~2ヵ月くらいは「泣きのピーク」と呼ばれ、最も日中泣いている時間が長い時期です。
お母さんも慣れない育児で、今までできていた家事も出来ていないことが多くなると思います。
お父さんは仕事があると思いますが、育児も家事もお互いに協力して行うようにしましょう。
その時に大切なのが話し合いです。
出来れば出産前から話し合い、家事の分担をするのであれば赤ちゃんが産まれる前から練習しておきましょう。
また、手が空いた時には「何か他にある?」などの声かけをするだけでも、夫婦喧嘩が少なくなると思います。
慣れない育児は大変だと思いますが、子育てに役立つ情報を発信しているので、是非他の記事も参考にしてみてください。