今まで粉ミルクや母乳を飲んでいた赤ちゃんも、離乳食の練習が近づいてくると水分補給の練習をしなければいけません。
夏の暑い時期やお風呂後の水分補給としても、麦茶の練習をしてみても「うげー」と出してしまったりしますよね。
わが子もそうでした。
もちろん初めての麦茶だと飲んでくれないこともありますが、その麦茶って苦くないですか?
もしかすると麦茶に原因や一工夫するだけで、飲んでくれるようになるかもしれません。
今回は、
・ストローで飲む練習方法
・麦茶に含まれる栄養や効果
についてご紹介していきます。
赤ちゃんが麦茶を飲んでくれない原因
赤ちゃんに麦茶をあげても飲んでくれない原因は、いろいろあります。
ミルクだと思ったのに違う!
とびっくりして、「うげー」と吐いてしまうこともありますが、麦茶に原因があることも多いです。
麦茶が苦い
大人に比べて赤ちゃんの味覚は敏感。
特に大人は疲れていると苦みを感じにくくなります。
ビールがおいしく感じるのは、疲れて苦みを感じなくなっているからなんです。
仕事後のビールはおいしいですよね。
なのでいつも作っている麦茶は、もしかしたら赤ちゃんにとっては苦いかもしれません。
例えば麦茶を沸かして作ると思いますが、パックをずっと入れっぱなしにしていませんか?
それでは苦くなってしまいます。
また、始めの数ヵ月だけでも、赤ちゃん用の麦茶を飲ませ慣れさせてあげるとより飲んでくれやすくなります。
こういった作るタイプも売っていますが、作るのがめんどくさい場合には、ペットボトルの麦茶がおすすめです。
ペットボトルだと外出した時に便利なんですよ。
例えばストローマグや哺乳瓶に入れ替え、飲み残した麦茶はお手洗いなどにサッと流して新しい麦茶をいれかえてあげることができます。
離乳食が始まると、さっき食べたものが麦茶の中に浮かんでいるということがよくあります。
麦茶を少な目に入れて何度か交換してあげましょう。
たくさん使うので、まとめ買いだと安く購入できますよ。
大人と同じ麦茶は濃すぎる
初めて麦茶を飲ませるときには、麦茶の味が濃く飲んでくれないことがあります。
始めのうちは、麦茶を半分以下の濃さに水で薄めてあげると飲みやすくなります。
もし慣れない場合には、白湯から始めてもいいと思います。
わが子は、この薄める方法を使うと飲んでくれるようになりました。

冷たい麦茶はNG
いつも人肌の温度の母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんは、冷たい麦茶を飲むとびっくりしてしまいます。
常温かぬるめに作ってあげましょう。
実は麦茶は体温を下げる効果があるんです。
夏には特におすすめですが、赤ちゃんがお腹を壊してしまうことがあります。
ぬるめや暖かい麦茶であれば、冬に飲んでも問題ありません。
ストローで飲む練習方法
まず哺乳瓶から練習してみましょう。
離乳食が始めることにはストローで飲めるようになっていてほしいですが、なかなか「吸う」と教えるのは難しいですよね。
ストローで飲む練習方法を2つご紹介します。
パックの飲み物を使う
ストローマグでいきなり練習してみるのもいいのですが、紙パックの飲み物で練習してみると早く飲める子が多いです。
麦茶がおすすめですが、他にも生後3ヵ月から飲めるリンゴのジュースや野菜ジュースなどもあります。
わが子は生後1歳半ですが、散歩の後の10時のおやつの時には野菜ジュースをあげています。
栄養が気になるときにもおすすめです。
紙パックの飲み物は、押すと中から出てきますよね。
赤ちゃんにストローをくわえさせ、少しだけ押して麦茶やジュースを出してあげましょう。
たくさん出し過ぎるとむせてしまうので、注意してあげてください。
始めはびっくりするかもしれませんが、ストローから飲み物が出ることが分れば、チューチュー飲んでくれるようになります。
ただ一人でもって飲みたがるようになると、力が強くこぼしてしまいます。
紙パックのホルダーがあると、押す心配がないのでおすすめですよ。
スパウトから始める
哺乳瓶になれている赤ちゃんは、スパウトから始めてみるのもおすすめです。
スパウトとは、哺乳瓶のように傾けなければ飲むことができません。
飲み口に穴がいくつか空いていて、そこから少量づつ飲み物が出てくる仕組みになっています。
早くからストローと焦らなくても、スパウトに慣れせてからストローマグに変える方も多いようです。
スパウトとストローマグが付け替えれるセットになっているものがおすすめですよ。
麦茶に含まれる栄養や効果


先ほど麦茶には体温を下げる効果があり、夏におすすめの飲み物という話をしましたが、他にも嬉しい栄養や効果があるんです。
簡単にご紹介していきます。
脱水症状対策に
大人よりも体温が高い赤ちゃんは、汗をかきやすく脱水症状になりやすいんです。
汗をかくと水分やミネラルが不足してしまいます。
麦茶にはミネラル(ナトリウム、カリウム)が多く含まれているため、夏に特におすすめの飲み物なんです。
ノンカフェイン
麦茶にはカフェインが入っておらず、赤ちゃんや妊婦さんでも安心して飲むことができる飲み物です。
カフェインが入っている飲み物を飲んでしまったり、授乳中のママさんが飲んでしまうと、赤ちゃんが眠れなくなったり興奮してしまうことがあります。
またカフェインは、赤ちゃんの消化にかなり負担がかかかってしまうそうです。
特に新生児に多い「乳児突然死症候群」は、母乳などからカフェインを取ってしまうことで発症率が増えていることも分かっています。
胎児は肝臓の機能が未熟なためカフェインを排泄できずに胎児の体内に高濃度のカフェインがとどまることになります。
カフェインは母乳にも移行するため、授乳中、多量に摂取すると赤ちゃんがイライラしたり落ち着きがなくなったりすることがあります。
くまでも大量に摂取した場合で、1日数杯程度なら問題はありません。
引用:>>堀産婦人科
カフェインが入っていない麦茶は、赤ちゃんにも安心なんだね。
血液サラサラ
麦茶に含まれる「アルキルピラジン」という成分には、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
夏場は特に汗をかくので、体が水分不足になってしまいます。
血液級の水分が不足すると血液もドロドロに。
血圧を下げてくれる効果もあるので、大人にも嬉しいですね。
その他の効果
この他にも麦茶にはこんな効果があります。
・メラニンの代謝促進
・胃腸を保護してくれる
・中性脂肪やコレステロールを下げてくれる
・食物繊維が多く、便秘改善
夏以外にも嬉しい効果がたくさんあります。
赤ちゃんは離乳食が始まると、より便秘になりやすい子が増えます。
食物繊維が飲み物から取れるのは嬉しいですね。






赤ちゃんが麦茶を飲んでくれない原因のまとめ
赤ちゃんが麦茶を飲んでくれない原因には、麦茶事態に問題があることがあります。
麦茶はずっとお湯に入れておくと苦みが出てきて、飲んでくれない赤ちゃんもいます。
まずは赤ちゃん用の麦茶を使い、少し薄めたり飲みやすい温度にしてあげましょう。
またストローの練習は、紙パックの飲み物やスパウトを使ってみましょう。
ストローで飲めるようになるには、練習や時間がかかります。
焦らずその子のペースですすであげましょう。
紙パックのホルダーは、1歳半になっても大活躍しています。
長く使えるので、おすすめですよ。