ミルク・授乳

ミルクの作り置きは危険?赤ちゃんの症状と影響は?【ミルクの作り方】

粉ミルクは毎日3~4時間おきにあげますが、そのたびにお湯で溶かし冷ますのって結構面倒ですよね。

ミルクを飲むまで泣き止んでくれないことも多いので、夜は近所迷惑にならないかと心配になることもあると思います。

そんな時「ミルクもまとめて作り置きしちゃえばいいんじゃないの?」と思ったことはありませんか?

ですが、粉ミルクの作り置きは赤ちゃんには危険なんです。

特に外出するときに、あらかじめ哺乳瓶にミルクを作っておくのはやめましょう。

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今回は、

・ミルクを作り置きは危険
・作り置きをあげた時の症状は?
・粉ミルクを時短で作る方法
・外出するときのミルクの作り方

についてご紹介していきます。

ミルクの作り置きは危険

まず粉ミルクを作り置きするとどうして危険なのかについて簡単にご紹介していきます。

作ってから1時間以内

そもそも粉ミルクの作り置きは、缶の注意書きでしないようにと書いてあります。

赤ちゃんにあげる粉ミルクは、作ってから1時間以内のものにしてあげましょう。

というのも、粉ミルクは赤ちゃんが育つためのエネルギーや栄養分がたくさん含まれています。

その為雑菌が入っていると、すぐに繁殖してしまうんです。

ミルクの温度も人肌なので、更に雑菌にとっては居心地がいいですよね。

完全に殺菌するのは難しい

ミルクを作るときに、「哺乳瓶を消毒しているから、雑菌が入らないんじゃないの?」と思いますよね。

ですが、100%殺菌することはなかなか難しいんです。

特にミルクを作るときに、計量するスプーンにすでに雑菌がついていたり、作るときに大人の手や飛沫から雑菌が入ってしまうこともあります。

こう見ると完全に殺菌するのは難しいですよね。

その為、毎回赤ちゃんが飲む前に作ってあげるようにしましょう。

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時短で作る方法も後からご紹介するよ!

赤ちゃんの免疫力

生まれて間もない赤ちゃんは大人と同じお風呂に入ると、感染などをしてしまう危険があるほど、免疫力が弱いです。

また、内蔵機能も未発達のため、ミルクや母乳などからしか栄養を取ることができません。

生後6ヵ月くらいになると、時期にもよりますが哺乳瓶も消毒をしなくてもいいくらいに免疫力もついてきます。

それまでは、特に注意してあげましょう。

生まれたばかりの赤ちゃんは、免疫力が弱いため湯船に入れてはいけません。
沐浴をしてあげますが、首が座っていない赤ちゃんを洗ってあげるのは大変ですよね。
特に一人で入れるときは、「きれいなお湯をかけたり変えたりするのってどうしたらいいの?」と悩んでしまいますよね。
ワンオペでも簡単な方法をご紹介しているので、是非参考にしてみてください。

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作り置きをあげた時の症状は?


では、作り置きのミルクをあげてしまったときには、どのような症状が出るのでしょうか。

私は実際に粉ミルクの作り置きをあげたことはありませんが、飲み残しをあげたことがあります。

飲み残しをあげて数時間が経ったときに、いつもすぐに寝るわが子が寝てくれず大泣きをしていました。

結局それからまた数時間後のうんちが、いつもより下痢っぽい感じでした。

なので、「お腹が痛かったから泣いていたのかな?」とかなり後悔しました。

飲み残しは赤ちゃんの唾液が入っているので、雑菌は入りやすいです。

ですが、作り置きの時間によっては、それ以上に雑菌が繁殖してしまっているかもしれません。

実際に夜だけ作り置きをしていたという方は、赤ちゃんが下痢っぽかったという声もあります。

大人でも下痢の時は動けなくなるほどしんどいですよね。
免疫力が弱い赤ちゃんはさらにしんどいと思うので、作り置きや飲み残しはあげないようにしましょう。

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粉ミルクを時短で作る方法

粉ミルクを作ると、どうしても冷ますときに時間がかかってしまいますよね。

特に割れにくいプラスチック製の哺乳瓶は、熱を通しにくいので水につけておいてもなかなか冷めてくれません

そんな時に短い時間でミルクを作る方法は、安心な水で温度を調節することです。

作り方

まず哺乳瓶に半分くらいの一度沸かしたお湯(70℃以上)を入れます。

次に粉ミルクを入れしっかりと溶かします。

そこに安全なお水を完成量まで入れてあげると、飲みやすい温度になります。

お湯の温度や室温などから割合は調節してみてください。
少し人肌よりも熱いかな?というほうが、調節ができるのでおすすめです。

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安全なお水とは?

安全なお水とは、一度沸騰などをし殺菌してあったり、不純物の含まれていない水です。

水道水も「塩素」や「トリハロメタン」などによって殺菌されています。

ですが、体の未発達な赤ちゃんには影響が出てしまう危険もあるので、一度沸騰させた水を飲ませるようにしましょう。

ただ水道水を沸騰させると塩素などが抜けることによって、雑菌が繁殖してしまいます。

なので、ウォーターサーバーやペットボトルなどのお水がそのまま飲め、赤ちゃんにも安心してあげることができます。

成長してくると200~240mlのミルクを1日に数回飲むようになるので、買い物も考えウォーターサーバーがおすすめですよ。

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ちょっとした豆知識!
氷を作るときには、ウォーターサーバーのお水だと雑菌が繁殖してしまうよ。
水道水だと、塩素などのおかげで雑菌が繁殖しにくくなっているんだって。

外出するときのミルクの作り方

外出するときには、特にミルクの作り置きは危険です。

梅雨や夏は大人も食中毒になりやすいくらいなので、注意してあげてください。

外出中にあげやすいグッズはたくさん出ています。

メリットとデメリットをご紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。

ミルクケース

外出するときには粉ミルクが溶けるように、魔法瓶の保温できる水筒にお湯を入れておきましょう

外出するときは、ミルクケースと言って粉ミルクをあらかじめ計量して持ち運べるものもあります。

缶のほうが安いので、こういったミルクケースで持ち運ぶとコスト的にも嬉しいですよね。



キューブタイプ

外出中には、キューブタイプになっている粉ミルクを使う方も多いです。

1つ40mlなので調整もしやすく、外で作るのもこぼれる心配も少ないのも嬉しいですね。

ただ溶けにくかったり、時間がかかったりと外出時には難しいこともあります。


スティックタイプ

我が家では「すこやか」を飲ませていたこともあり、このスティックタイプを使っていました。

粉なので簡単に溶けてくれるのでおすすめです。

私が出産した病院では、「すこやか」の粉ミルクでした。
家に帰り「ほほえみ」にしてから便秘になったので、ずっと「すこやか」を愛用していました。

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ただ「すこやか」は1袋が100ml分なので、量が調節できないところがあります。


液体ミルク

最近では溶かす必要のない液体ミルクも売っています。

常温で飲むことができ、お湯で溶かしたりと作る必要がなく外出中でも簡単です。

ただいつも人肌の暖かいミルクを飲んでいるので、常温のミルクを飲んでくれないという子も多いのだそうです。

外出中に飲んでくれないと、泣き止んでくれなかったり栄養も心配ですよね。

一度飲んでくれるか試しておくと安心ですね。


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赤ちゃんのミルクの作り置きについてのまとめ

体の小さな赤ちゃんは、免疫力が弱かったり体が未発達のため雑菌でお腹を壊したり食中毒になってしまうなどの危険があります。

粉ミルクには、赤ちゃんが育つためのエネルギーや栄養が豊富に含まれています。

飲みやすい人肌の温度なので、雑菌も繁殖しやすい環境になっています。

必ず赤ちゃんが飲む前にその都度作り、1時間以内に飲ませるようにしましょう。

毎回ミルクを冷ませるのは大変なので、ウォーターサーバーを使うと時短もでき安心なミルクを作ることができます

ミルクや離乳食、飲み水など水はとても使うので、ウォーターサーバーがあるととても便利ですよ。

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