子育てをしている時に、粉ミルクって本当によくなりますよね。
完全ミルクや混合の方はもちろん、完母の方でも夜だけ粉ミルクを使っているという方は多いと思います。
ただ「いつまで粉ミルクって飲ませるの?」「粉ミルクを辞めるときって大変?」という不安や疑問はないですか?
ちなみにわが子は、粉ミルクの卒業は本当にあっけなく終わりました。笑
今回は、
・粉ミルクを卒業したほうがいい理由は?
・離乳食で足りない栄養を補うには?
・我が家の簡単な卒業した方法
についてご紹介していきます。
粉ミルクっていつまで?
粉ミルクを卒業するのは、一般的に1歳までが目安になります。
「それ早すぎない?」と思う方もいらっしゃると思いますが、粉ミルクと言っても新生児の時から飲んでいた粉ミルクのことです。
離乳食が3食しっかりと食べられるようになったら、粉ミルクの卒業の目安になります。
今までは粉ミルクでエネルギーを取っていましたが、離乳食が食べられるようになると今までとは違い「離乳食では補いにくい栄養」を取るようにしなければいけません。
なので粉ミルクからフォローアップミルクに変えてあげましょう。
わが子は1歳ごろにフォローアップミルクに変更しましたが、違いが分かってないのか嫌がらずに飲んでくれました。

粉ミルクを卒業したほうがいい理由は?


粉ミルクを卒業すべき理由はいくつかあります。
まず、先ほども紹介したように、離乳食が3食食べられるようになると、必要な栄養が変わるからです。
もう一つ卒業すべき理由は、虫歯になりやすいからです。
虫歯になりにくい対策や原因についてご紹介していきます。
哺乳瓶は虫歯になりやすい
粉ミルクを哺乳瓶であげると、虫歯になりやすいと言われています。
哺乳瓶で粉ミルクを飲ませるのは、2歳までには卒業しておきましょう。
粉ミルクを哺乳瓶で飲むと、どうしても前歯が一番先にあたりますよね。
そのため、哺乳瓶で粉ミルクをあげると、前歯が虫歯になりやすくなります。
他にも哺乳瓶で粉ミルクをあげると、
虫歯になりやすい原因はいくつかあります。
• 哺乳瓶は口にミルクが溜まってる時間が長い
• その分、ミルクや糖分が歯に触れている時間も長い
• 哺乳瓶をくわえたまま長時間過ごすことが多い
• 寝かしつけに哺乳瓶でミルクをあげている
• 哺乳瓶でスポーツドリンクや乳酸飲料などをあげている
>>佐和歯科
その為、粉ミルクを哺乳瓶ではなくコップで飲めるように練習していきましょう。
粉ミルクを飲んだ後は麦茶や水などを飲ませ、口の中にミルクが残る時間を少なくしましょう。
コップのみの練習
もしコップのみがうまくできないという子は、このトレーニングカップがおすすめです。
このトレーニングカップは、我が家でも使っていました。
飲み口を吸うことで、シリコンが浮き、その隙間から中の飲み物が出てくる仕組みです。
なので落としたりすると衝撃で少し漏れることはありますが、斜めにしただけでは漏れません。
持ち運びも蓋がついているので安心ですよ。
コップのみの練習に是非使ってみてください。
寝る前に粉ミルクを飲む
粉ミルクは寝る前に飲ませるという方が多いですよね。
ですが、寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、口の中の雑菌が繁殖しやすくなります。
寝るときも粉ミルクが口の中に残っていると、虫歯菌も増え、酸で歯を溶かしてしまいます。
なので寝る前にはしっかりと歯磨きをし、必ず大人が仕上げ磨きをするようにしてください。
また、歯磨きをしても粉ミルクが残っていることがあるので、先ほども説明したように麦茶や水など、砂糖が含まれていないものを飲ませてあげましょう。
うがいができるようになったら、洗面器などにペッとするように練習してみましょう。
子供の歯は虫歯になりやすい
子供の歯(乳歯)は、大人の歯に比べ虫歯になりやすいんです。
それは歯の表面のエナメル質が薄かったり、歯が柔らかいためです。
小さな子供が「歯が痛い」と思っても、なかなか伝えることって難しいですよね。
なので、気づいたときには大きな穴をあけないといけないほど、重症化していることもあるんです。
乳歯の下にある永久歯にも影響することもあるので、歯磨きをしっかりしてあげましょう。
そして歯磨きをするときには、フッ素入りの子供用の歯磨き粉を使ってあげましょう。
フッ素には虫歯菌の活動を弱めてくれたり、歯を強くしてくれます。
1歳半健診でもフッ素を塗ってもらえるところもあるので、活用しましょう。
甘い味やにおいがついているものもあるので、喜んで歯磨きをさせてくれるようになることもありますよ。
離乳食で足りない栄養を補うには?
粉ミルクを卒業しても、離乳食だけでは必要な栄養は補うことができません。
もちろんフォローアップミルクを使うことも大切です。
それにプラスして、おやつの時間を作ってあげましょう。
というのもまだまだ1回の食事で食べられる量は少なく、3食だけでは栄養も足りず、お腹も減ってしまいます。
おやつをあげるときの注意点や我が家で意識していることをご紹介していきます。
おやつの時間を決める
まずおやつの時間を決めてあげてください。
ご飯をなかなか食べてくれないので時間が遅れたということもあると思いますが、基本的に生活リズムを作るためにも時間を決まった時間にあげるようにしましょう。
我が家では、9時半、15時、18時半(お風呂の後)の3回あげるようにしています。
ご飯にひびかない量を
「ご飯をあまり食べてくれなかったからおやつを多めに」と思ってしまいますが、そうなると次のご飯もお腹が減らずあまり食べてくれないということもあります。
なので、次のご飯にひびかない量にしてあげましょう。
例えば、バナナを半分だったり、子供用のビスケットを3~5枚など、このくらいの量にしてあげましょう。
もし夕食の時間が遅い場合には、午後のおやつはしっかりとあげ、夜のおやつはなしという感じでもいいですよ。
我が家では、せっかくおやつをあげるなら栄養も気にしています。
例えば、午前中散歩にいき、その後水分補給もかねてジュースを飲ませています。
その時は子供用の野菜ジュースや、便秘の時にはヤクルトをあげています。
それにプラスして子供用のビスケットやフルーツ、チーズなどをあげています。
ただせっかくのおやつなので、栄養を気にしすぎるのも楽しめません。
糖分や塩分などは気にしつつ、楽しい時間にしてあげましょう。
我が家の簡単な夜の卒業した方法
我が家ではご飯を食べてから寝るまで、約2時間~2時間半あいています。
その為、お風呂に入った後、少ししてからフルーツをあげるようにしています。
特に夜は寝る前なので、なるべく歯にくっつきにくいものを意識しています。
果物の缶詰をゼリーにしてあげたりもしています。
毎日フルーツというのも、結構高いですよね。
フルーツを4回くらいにわけて、牛乳とシロップを混ぜてゼリーにしています。
これがよかったのか、夜のミルクを卒業しても、特に欲しがることもなく卒業してくれました。
もちろんミルクの時間が大好きで、ミルクだけ持っていかれるという感じでした。(悲しい・・・)
ただ夜も長い時間寝るので、何か食べておくとお腹も満たされミルクも卒業しやすくなるのかなと思います。
ミルクを卒業した時には、寝る前にしっかりと水分補給をしてあげてください。
赤ちゃんは寝付く前に、体を冷やすために汗をかきやすいんです。
特に夏場は頭がビチャビチャになっていたということもあるので、注意してあげましょう。
子供の夏と冬の快適な室温についてご紹介しています。
子供の体温調節って難しいですが、暑がっている・寒がっているサインが分れば楽になります。
寝かしつけが楽になるサインもご紹介しているので、是非参考にしてみてください。



粉ミルクの卒業についてのまとめ
新生児の時から飲める粉ミルクは、1歳くらまでに卒業するのが目安です。
ただまだ離乳食だけでは、必要な栄養を補うことができません。
離乳食が3食しっかりと食べられるようになったら、フォローアップミルクにしてあげましょう。
また、おやつの時間を作り、栄養を補うしてあげましょう。
粉ミルクを哺乳瓶で飲むと虫歯になりやすいので、2歳までにはコップのみができるように練習も進めましょう。
ご飯も食べる量が少なかったり、時間がかかったり苦戦することもあるかもしれませんが、いろいろ工夫してあげましょう。