初めての育児だと、赤ちゃんが吐き戻しをした時に「こんなにたくさん出るの?」と結構焦りますよね。
ゲップが上手に出せれば吐き戻しも減りますが、新生児のうちは特に苦戦すると思います。
吐き戻しをするとまた飲ませなおしたり、体調や成長も心配になりますよね。
吐き戻しはいつまで続くのでしょうか。
ゲップが一人で出せるようになるとかなり楽になりますが、ゲップの辞め時についてもご紹介していきます。
今回は、
・赤ちゃんが吐き戻しをする原因や対処法
・ゲップを出すコツは?
・ゲップをさせるのはいつまで?
についてご紹介していきます。
赤ちゃんの吐き戻しはいつまで?
赤ちゃんが吐き戻しをしにくくなる時期は、生後3ヵ月くらいになってからです。
新生児のうちは始めのうちはミルクや母乳を飲む量が少ないので、一緒に飲む空気の量も少ないんです。
ただ生後2週間くらいから増えていくので、吐き戻しをしやすくなっていきます。
わが子もそのくらいに初めて吐き戻しをしましたが、そんなに出ると思っていなかったので大慌てでした!
里帰り出産だったのでわが子を抱え、夜母を起こしたのを覚えています!(笑)
わが子は生後2ヵ月くらいには、ほとんど吐き戻しをすることが無くなりました。
ただ生後5ヵ月のときに久しぶりに吐き戻しをしました。
体調が悪かったり、飲んだ後にうつ伏せになると吐き戻しをしてしまうこともあります。
寝返りなどができるようになったときには、少し注意をしてあげましょう。
少しだけ目を離す時には、クッションやバスタオルを丸めて赤ちゃんの両サイドに置いておくと安心ですよ。

赤ちゃんが吐き戻しをする原因や対処法


生まれて間もない赤ちゃんは、吐き戻しをしやすいものです。
ただ回数が多かったり、毎日吐き戻してしまうようであれば心配ですよね。
吐き戻した後に、ミルクや母乳を飲みなおしてくれないということもあるので、原因や対処法についてご紹介していきます。
赤ちゃんの内蔵機能が未発達
赤ちゃんはまだ免疫力が弱かったり、ミルクや母乳しか消化ができないほど内蔵機能も未発達です。
特に吐き戻しをしてしまう原因に、胃が未発達ということが大きく関係しています。
そもそも胃の形を想像してみると、入り口と出口がキュッとしまっていてその間が膨らんでいるイメージがないですか?
実は生まれたばかりの赤ちゃんは、胃の形が筒状のような形になっているんです。
なのでしゃっくりやゲップをした時に、入り口が閉まっていないので空気と一緒にミルクや母乳も出てきてしまうんです。
なので、「ゲップを出す」ということが大切ですが、大人と同じような形になっていくのが生後3ヵ月ごろと言われています。
ゲップ(空気)と一緒にでる
赤ちゃんはミルクや母乳を上手に飲むことができず、空気もたくさん一緒に飲み込んでしまいます。
その為、お腹にたまった空気を出そうとゲップをするのですが、胃が筒状になっているのでミルクや母乳も一緒に出てきてしまいます。
またお腹がいっぱいになると、胃の近くにある横隔膜が刺激されます。
食後にしゃくりをした時に、力が入るので吐き戻しやすくなってしまいます。
その為ゲップを上手に出してあげることと、しゃっくりが始まったら縦抱きをしてあげるようにしましょう。
縦抱きをすることで、胃の上側に空気が来ます。
ゲップがしやすくなったり、しゃっくりが出た時も空気だけでやすくなるので吐き戻しをしにくくなるんです。
ゲップをうまく出せなかったときにも、この縦抱きはおすすめですよ。
ゲップをうまく出すコツは後半で紹介するので、参考にしてみてね!



ミルクをあげすぎている
生まれて間もない赤ちゃんは、満腹中枢がまだ発達していません。
その為お腹がいっぱいになっている量でも、更に飲んでしまうことがあるんです。
飲み過ぎてしまうと吐き戻しをしやすくなります。
生後3ヵ月になると発達すると言われていますが、大人も後から「食べ過ぎたぁ」と後悔することってありますよね。
満腹と感じるまでには時間もかかるので、しっかりとミルクの量を管理してあげましょう。



赤ちゃんの体調が悪い・病気
赤ちゃんが体調が悪いときには、特に吐き戻しをしやすくなります。
風邪をひいて熱があったり、熱中症・脱水症状など赤ちゃんは体調を崩しやすいので、ぐったりしている、機嫌が悪いなどいつもと違ったら注意してあげましょう。
他にも赤ちゃんの病気が関係して、吐き戻しをしているという可能性もあります。
例えばアレルギーや胃腸などの病気などの可能性もあります。
体重がうまく増えていない、ぐったりしているなど、こちらも異変を感じたら医師に相談してみましょう。
1週間・1ヵ月健診や母乳外来、予防接種の時など、病院に行くときや、電話だけで相談してみるのも安心できるのでおすすめですよ。



ゲップを出すには?


ゲップを出すコツ
赤ちゃんのゲップを出すコツは、抱き方や赤ちゃんの姿勢を変えてみると出ることがあります。
私が実際に助産師さんから教えてもらった、ゲップを出すコツをご紹介しています。
時間も長くすればいいというわけではないので、是非試してみてください。



ゲップが出ない時には?
少し長くトントンしてみても、出ない時には出ません。
特に新生児の時には出にくいことのほうが多いです。
15分くらい縦抱きをしてあげても出ない時には、頭を高くして寝かせてあげましょう。
また、吐き戻したミルクが気管に入り、呼吸ができなくなることもあります。
そうならないために、横向きに寝かせるようにしましょう。
また吐き戻しを和らげる枕もあります。
少し頭が高くなっているのでおすすめです。
子供の枕ってとても小さいですが、横幅もしっかりあるので、大きくなってからもおすすめですよ。
ゲップをさせるのはいつまで?
赤ちゃんのゲップは生後3~4ヵ月くらいから、させなくても自分で出来たり空気をあまり飲みこまなくなります。
このころになると、少しトントンしてあげるだけで出やすくなりますが、まだ吐き戻しが気になるようであればも少し続けであげましょう。
我が家では4ヵ月くらいまでは、少しトントンしていました。
赤ちゃんのゲップが出なくても、おならになって出せるようになります。
赤ちゃんのおならって結構豪快なこともありますが、ちゃんと出ている証拠なので安心してください。
もしお腹が張っているとうまく出ていなかったり、便秘になっている可能性もあります。
実は新生児の赤ちゃんは、便秘になりやすいんです。
便秘になりにくくする対策や、出なかったときの綿棒浣腸のコツをまとめています。
便秘になりにくいおすすめの粉ミルクも紹介しているので、是非試してみてください。



赤ちゃんの吐き戻しについてのまとめ
生まれてすぐの赤ちゃんは、ミルクや母乳を飲むときに空気を一緒に飲み込んでしまいます。
また、胃が未発達のため、ゲップやしゃっくりをした時に吐き戻してしまいます。
生後3ヵ月になると吐き戻ししにくくなり、ゲップもだんだんと一人でできるようになっていきます。
吐き戻しをする場合には、もう少し長くゲップをださせてあげましょう。
ゲップを出す時には、抱き方がポイントです。
出ないことも多いですが、縦抱きで少し時間をおいたり、横向きに寝かせ詰まらないようにしてあげましょう。
吐き戻しをする和らげる枕もおすすめですよ。